クローズアップ現代+でエフオンの不正が取り上げられます

6/22(火)22時からのクローズアップ現代+で、エフバイオスが取り上げられます。皆様にもぜひご覧いただきたい内容となっています。

https://www.nhk.or.jp/gendai/

 

詳しい内容については、ぜひご覧ください。

 

このような事になってしまったことを、大変残念に思っております。

昨年重大な内部告発がなされ、その告発の内容を、矢田監査役を中心とした調査チームが調査しました。その結果を受け、放送される告発内容について監査役会は「そのような事実はない」と結論付けました。手順を踏んで、社内の正常なガバナンスを期待した我々がバカでした。元担当課長自らが不正があると告発した内容自体を否定する、有り得ない回答に失望と憤りを感じえず、このような外部への告発になってしまったこと、この件に関係のない、日々の業務に頑張っておられる皆様には心からお詫びいたします。

 

内部告発があったことが社長の耳に伝わると、島﨑社長は、急遽所長会議を招集し、自ら指示した不正の事実から目を逸らさせるかのように、内部告発者に対し「不正な横領をしている」と、事実無根の濡れ衣を着せ、彼の名誉と尊厳を踏みにじる暴挙を行いました。これは決して許されることではありません。島﨑社長のこの行いは、人としてとてもさもしいことです。

 

所長会議の場では、「内部告発者が横領している」という嘘のストーリーを、島﨑社長は巧みに吹聴し、その場にいた役員、所長、部長に信じ込ませ、自ら指示した不正の事実から目をそらさせるような卑劣な誘導を行いました。また、その不正について真実を知っているメンバーも、そんな不正は大したことではない、自分には関係ない、という空気感に囚われ、ことの重大さを認識するには至りませんでした。

 

この内部告発の内容にも深く関わり、常に社長を支えて共有している長澤取締役が社長の相談相手となりこのありもしない横領の調査を小池取締役が中心的に行いました。そして、この異常な状況を知りながら、おかしいと声を上げる役員が誰ひとりいないという、気持ちの悪い状況が今日まで続いています。

 

所長会議の数日後には内部告発者の異動が発令され、横領調査も実際には行われましたが、全くそのような事実は出てくることはありませんでした。しかし、内部告発者に横領の疑いがないことは、それを吹聴した先の人々に周知されることもなく、未だに彼は横領野郎のレッテルを張られたままです。真実を告発したひとりの人間に対して、社長とそれに無批判な取り巻きによって、なぜここまでのことが行われるのでしょうか?こんなことが許されていいのでしょうか?絶対に許されてよいわけがありません。

 

横領の事実がないとわかると、その口の根も乾かぬうちに、島﨑社長は内部告発者を呼び出し、「何か困っていることはないか?」と複数回水を向け、懐柔を図ろうともしています。もちろん彼がそれに応じることはありませんでした。

 

会社の不正を指摘した社員が非常に厳しい状況に置かれ、不正を指示した島﨑社長とそれを積極的に支持する役員の責任は何も問われないままの今日に至ります。社外の取締役、監査役の皆様も、もちろん6/18の取締役会で今日の放送のことは報告されていると思いますが、このようなことから、一部上場企業のガバナンスは、全く機能してないと言わざるを得ません。

 

以上の内容が、この問題のジャッジを外部に委ねざるを得ないという考えに至った経緯となります。

 

 

所長、部長の皆さん 担当部署の皆さん

 

コロナ下において全社員に外食禁止令が出される中、深夜まで社長に飲み食いさせてもらったり、子どもの教育費や生活を考えるとほんとうのことを言えない気持ちは、同じサラリーマンとしてとてもよくわかります。また、巧みな社長のレッテル張りを信じて、逐一注進してしまう気持ちもわからなくはありません。もちろん、多くの所長、部長はそこまで積極的ではなく、やむを得ずだんまりを決めている、その気持ちも理解しています。

 

残念ながら、ことは外部の目に晒される状況となりました。どうか、この状況においても、会社や社長を守るのか、良心に従って事実を述べる選択をするのか、よくよくお考えいただきたいと思うのです。真実を述べた同じ仲間が不当な状況に置かれています。真実はひとつです。この会社のお粗末なガバナンスを憂いている仲間は、社内にもOBにもいます。その真摯な思いの結晶が22日の放送内容だと思って、ご覧いただければと思います。

 

特に何もわからぬまま指示を受け、実際に不正作業の加担をさせられた社員の皆さん。あなた方がこの放送を見て罪の意識持つ必要は全くありません。あなた方はただ何もわからぬまま、島﨑社長の業績アップの手柄のための駒として使われてしまっただけです。社長は自ら手を汚すことなく、あなたの上司に指示するだけで、未だこの不正を認めることなく、知らぬ存ぜぬで切り抜けようとしています。

 

また、あなた方の上司をどうか責めないでください。あなた方の上司も口をつぐんでいますが、それは自らの保身からではなく、部下を守るためです。島﨑社長からの指示を立場上断りきれない苦しい立場にありました。皆さんに作業を命じたあなたの上司は、とても部下思いの誠実な人です。

 

このまま不正の真実を知りながら、ずっと口をつぐんでこの先も働き続けるのか、このような苦しみを社員に与えながら平気でいる島﨑社長とその取り巻きの責任を問うことで、堂々と誇りを持った職場を取り戻すのか、どちらが部下のためになるのか、ぜひ考えて頂きたいのです。

 

そして、社員の皆さんは、これから役員がどのような対応をするのか、よくよく見ていてください。あの手この手による人事圧力や懐柔があると思います。まさにその業務を担当せざるを得ない社員の方もいらっしゃると思います。どうか、自らの良心に従い、業務にあたって頂けることを切に願います。もう少しだけ、ひとりひとりが良心に従った生き方をすることができていれば、ここまでのことにはなりませんでした。私たちはその反省を踏まえ、ひとの良心を否定し奪うような上層部からの圧力に対しては、会社のことを思えばこそ、たったひとりでも行動を起こさなければいけないと強く思っています。そして、そういう思いのなかで最大限のことをしようとしている社員が複数人いることもお伝えしておきます。

 

最後に、年齢の若い社員の皆さん、このような大人ばかりの会社で申し訳ありません。これから膿をさらけ出すことで、正常な状態になるのか、それでも無かったことにされるのかはわかりません。しかし、おかしいことをおかしいと云う大人が少数でもいることは信じてもらえればと思っています。

 

良心のある役員の方がいらっしゃるのなら、どうか、普通に仕事に取り組める、普通の会社に、エフオングループを導いてください。私たちは普通に仕事がしたいだけです。誇りをもって後ろめたいことなく仕事に取り組みたいだけなのです