エフオン2021年8月16日IRの疑義について

 2021年6月23日に私たちは、矢田監査役、皆川社外取締役、鈴木社外取締役、佐古社外取締役、清水社外監査役及び、東陽監査法人宛に、「燃料サンプル不正の内部通報についての調査委員会設立が決められた取締役会の前日、2020年7月16日の所長会議にて、島﨑社長による違法な情報操作が行われていた」ことを、会議の録音データとともに送付し指摘していました。また合わせて、予算会議時の島﨑社長による燃料サンプル偽装指示の録音データも送付していました。しかし、監査役及び社外取締役がこの録音データの事実を知りながら、2021年8月16日のIRでエフオン以下のように述べています。
 
 
なお、法令順守確認の観点から当社監査役会は外部弁護士を委員に加えた調査委員会を昨年7月に設置し、一部報道が指摘しているような不正の有無について同7月から10月にかけてすでに調査を行っております。昨年10月になされた当該委員会からの報告では、報道されたような不正の事実は認められませんでした。
 
 
 調査委員会設立前に、島﨑社長による違法な情報操作と内部告発者の暴露が取締役及び幹部社員に対して行われていた事実は、上記IRで説明している調査委員会の正当性が失われていることを裏づけています。それにもかかわらず、このようなIRを広く株主に周知したことは、コンプライアンス上、非常に問題があると指摘いたします。
 
エフオンはいったいどれだけのコンプライアンス違反を重ねているのでしょう?
 
 この間、藤井取締役とY管理部長が所長会議録音データ流出についての出所調査を行っており、誰が録音したデータかということも確認が取れている模様です。そもそも藤井取締役もY管理部長も、内部告発者を陥れる謀議に参加していながら、ひとりの社員を陥れようとしたこの犯罪的な内容について、一年以上の間おかしいとも何も言わず、流出元や関係者を調査していることに良心は痛まないのでしょうか?
 
以下に録音データを添付し送付したメールを転載いたします。
なお、取締役以外の名前は伏字に変換しています。
 
 
 

crisis efon magichand0827@gmail.com

添付ファイル6月23日(水) 23:10
 
To shimizu
 
 
 
 
社外取締役 社外監査役 及び 矢田監査役 の皆様
 
 
最後の望みを託して、皆様にご連絡を差し上げました。
 
事実を正確に知ろうとしない
事実を正確に知ることができない
 
事実を把握しようとするときの障害があるとすれば、ふたつのうちどちらかに分類されます。
私たちは、「事実を正確に知ることができない」という状況に皆様があると考え
その事実の一端をお知らせすることとしました。
 
会社を守りたい思いは、私たちも同じです。
まだお出ししていない情報も証拠もありますが、
この件に強く憤りを感じ関わってくれている社員の負担を増やさないため
できればこれ以上の証拠は提出せずに済ませたいと思っています。
 
会社のコンプライアンスを正常に機能させてもらいたい。
私たちの願いは、この当たり前のことだけです。
 
ただし、この件をもってもコンプライアンスが正常に機能しないのであれば
再び内外に広く問うことになってしまいます。
できることならば、社内の不正は、社内の自浄作用をもって対処してもらいたい。
その最後の望みを託したいと思います。
 
録音は以下の二つとなります。
音声が小さい点はご容赦ください。
また、所長会議については、内容があまりにも聞くに堪えない内容のため、解説をつけさせていただきました。
私たちの精いっぱいの震える良心が、皆様のこころに届くことを願っています。
 
なお、この録音データの取り扱いはくれぐれも慎重にお願いいたします。
リスクを皆承知で、このメールをお送りしていることを、どうかご理解下さい。
 
 
壬生発電所予算会議 
日時 2020/6/10(水)10時~
参加者 島﨑社長 笹山エフバイオス執行役員 K課長(当時)M課長(当時)S主任(当時)K主任 M 経企 Y(当時)
 
 
 
所長会議(内部告発後に急遽召集された)
日時 2020/7/16(木)15時~ 本社
出席者 島﨑社長 小池取締役 藤井取締役 Y管理部長 佐藤豊後大野所長 M日田所長 S白河所長 須藤エフバイオス執行役員
 
~4:00 ことの経緯の説明
 
3:40 島﨑「島﨑だけではなく小池、藤井もがんばれと言っている」 訂正としては、藤井取締役は言っていません。
 
4:45  島﨑「そんな指示をしたことは一度もない」→ 【壬生発電所予算会議の録音参照】 「ネタでは言う」と言い逃れをしていますが、予算会議の社長の指示は、内部告発者が不正操作を否定したにもかかわらず、「サルでもできる」と畳みかけて命令しています。残念ながらこのことは、会社の日常風景です。サルでもできる、言い換えれば、できないお前はサル以下だ、という最大限の脅しと侮辱でもあることに気づくかと思います。こんなことが常態化していることを知っていただきたいのです。
 
6:00    なぜ内部告発者がこのような告発に至ったか、でっちあげの理由を自ら言わずに、佐藤元所長、M所長らに言わせる。これはあえてひとに発言させることで、場のメンバーに同罪意識を持たせる心理テクニックです。こういうテクニックを聞くにつけ、島﨑社長は、本当に口先技術でのし上がってきたことがわかります。だいたいのひとはこの詐術に勝てません。
 
8:00  M所長の発言から、バイオマス比率に対するエフオングループのコンプライアンス意識の低さが見て取れます。M「今言うか、何年これでFITやってるんだよ」ここで、芝居ががってふたりに電話があったかを社長が聞いていますが、M所長と佐藤元所長に内部告発者から連絡があったことは、この会議前に二人から社長へ報告済みです。ふたりも調子を合わせて対応しています。
 
10:50   島﨑「異動することが不都合だった」背景を創作し述べています。示された証拠は何もないにも関わらず、いままでの誘導から場のメンバーをそのように思い込ませています
 
11:20   内部告発者が藤井取締役に電話したことを、匿名性を解除した理由にしていますが、この場で多くの幹部に内部告発者の実名を暴露していることも含め、【かなり重大なルール違反】が当たり前のように行われています。
 
11:50 よくわからない論理構築をしていますが、すべて島﨑社長の勝手な解釈と、それに同意する者の発言が、場にいるメンバーを洗脳していきます。
 
12:20 再び気の弱い佐藤元所長に告発理由を言うよう促します。この辺りは本当に島﨑社長の下劣な人間性が表れています。
 
12:34   この「しかたがなく同意する」意味での気持ち悪い笑い声を、社長が入った会議で何百回と聞いたことか。私はその度に自分の心が削られていきました。その笑いは自発的な笑いではありません。その場を支配する者が強制した、ひとを服従させる笑いです。
 
13:25 島﨑「急に正義に目覚めたりしないんだよ」ポロっと不正に対する後ろめたさが発言に現れています。
 
13;43    2,3年たってから告発していることのおかしさを述べていますが、それだけの間、役職者に対する踏み絵を強要して、人間性を奪ってきたことに、まったく反省の色はありません。この踏み絵を繰り返し、それに答えたものを重用するのは島﨑社長の常とう手段です。
 
14:50  わからないといいながら、それ、相手があること、との言い回しで、内部告発者に横領の疑惑があるというイメージを作り出しています。ほんとうにいやらしい言い回しです。また、「治外法権というのもイメージ操作です。なぜここで燃料のトップである金田取締役の管理責任には一切触れられないのでしょう。同じように治外法権があるとすれば、金田取締役や長澤取締役のことをいうのではないかと思いますが、この件は今回とはまた話が違うので割愛します。
 
16:12  島﨑「口に出しては言えない証拠はあるよ」といった直後に「状況証拠」と言い直し、「あからさまに検討がついている」とたたみかけます。その証拠はどこのあるのでしょうか?ここまでのことを言いきって、内部告発者に対してイメージ操作をする理由は?
 
16:53  島﨑「壬生のぶんだけ高い」これも詭弁です。当たり前の話ですが、集荷がタイトになっている中で価格は上がっています。高いということに対してだけで疑いをかけるなら、日田こそ白河に対して燃料費が恒常的に高いことから、金田取締役を疑う理由になります。添付の取締役会資料を参照してください。内部告発者が集荷を担当する「白河」「壬生」と金田取締役が集荷を担当する「日田」「豊後」でどれだけ収益差があるかを見れば、横領できる余地がないことは一目瞭然です。仮にこれで横領できていたとするならば、内部告発者は大天才ということになります。それを島﨑社長はもちろん知っていますし、同席している取締役たちも知っているのです。何でしょうか、この恐ろしい風景は。そして、預金残高にキックバックが積まれていると、内部告発者に対する侮辱を重ねます。この後、滔々と自らの偶然否定説を披露し続けます。
 
19:00  島﨑「やたらと飲食代がかかっている」燃料集荷は金田取締役もそうですが、飲みの場で話をつなぐ文化の強い業種です。金田取締役のように自己資金で飲み代を支払えない内部告発者は、その分の接待費について正式な社内ルートで承認を得ていました。それをこのようにすり替えるのならば、限りなくグレーとして問題視されたことで有名な、クラブの女性を会社に呼んで相談にのってあげていた島﨑社長と長澤取締役による銀座クラブ通い代金はどうなのでしょうか?こんなことが日常茶飯事の会社に勤めている本社社員の気持ちって。。。
 
19:30  K木材の件も、調査の結果はどうだったのでしょうか?当たり前ですが、社長のでっちあげでした。
 
20:00  内部告発者がM所長や佐藤所長に問い合わせた理由は、ふたりの良心を問うためだったのですが、自らの不正が露見する怖さだと思っている、島﨑社長は本当にかわいそうというかお目出たいひとです。
 
22:00  島﨑社長とM所長の下種な金勘定話が続きます。そして、億単位のキックバックの話を印象づけていきます。億単位の横領の証拠はいったいどうしたのでしょうか?内部告発者は稀代の商才に恵まれていたのでしょうか?こういうことをどんどん思いつくということは、自らもそれを考えていることの裏返しであり、島﨑社長とその取り巻きは、それを実行できる立場の人間でもあります。
 
22:57  島﨑社長「燃えているのは正義ではなくお前のケツだ」と、うまいことを言っています。座布団10枚!本当に品性を疑う発言です。
 
31:15「九州の人たちは、今言ったことは、死んでも親にも言うんじゃねえぞ」強く口止めする理由は、この島﨑劇場がすべて創作の上に作られていることの裏返しであり、自ら指示した不正からの保身の気持ちが表れています。そして、なぜこの場に燃料の責任者である金田取締役が参加していないのかが不思議です。エフオングループのいびつな組織構造と体制を物語っています。
 
31:45  8:00のM所長に続き、小池取締役の発言、島﨑社長の畳みかけが、弊社のコンプライアンス意識の低さを象徴しています。他社では、監査法人からの指導で、一番条件の悪いサンプルを出すように言われ、コンプライアンスをきちんと守っている発電所もありながら、一部上場企業がこの有様です。ほんとうに情けないことです。この不正問題の根底には、社内を覆っているこの空気感があり、この空気感を作り出しているのが、島﨑社長と取り巻きの役員だと言わざるを得ません。